内容・概要
学校では「理科の時間がつまらない、わからない」という子どもたちが増えています。
こうした、今日の問題点をさぐり、創造的な実践と理論をささえる自然科学教育の専門誌が「理科教室」です。
1958年創刊以来、編集委員は学校現場の教員によって構成され、現場での実践を大切にしながら、すべての子どもに保障すべき
自然科学教育の内容を明らかにしようと編集にあたっています。
毎号、子どもがいきいきする授業づくりのための実践と理論、実験観察等の情報を提供しています。
【目次】
●巻頭エッセイ 自然のしくみが「わかると楽しい!」授業について、暑い東京で学びあいましょう 町田 智朗
●巻頭口絵 愛媛県立長浜高等学校 高校内水族館 重松 洋
●ここがポイント!理科の授業
・小学校3年 太陽とかげ 高橋 洋
・小学校5年 花の解剖や種子の標本作りから考える「花から実へ」 松山 紀子
・小学校5年 天気の変化と台風 宮﨑 亘
・実践記録 小学校5年 流れる水のはたらきと土地の変化 吉田 学
●特集 自然科学教育と平和教育
・主張 理科教師として平和教育にどう迫るか 鈴木 健夫
・1 核なき世界へ 金田 勝志
・2 中学校理科における原爆に関する授業の概要 永田 邦生
・3 子どもたちに伝えたい「ヒロシマの黒い雨」 和澄 利男
・4 若者世代と原発 関根 一昭
・5 理科授業での「平和教育」と、退職後のささやかな取り組み 水野 勇
・6 平和でなくちゃ、生きられない。遊びで身体知・経験値・智恵を次の世代に伝えよう。
きょうようときょういくの生活を。 町井 弘明
・7 自然科学教育における「平和教育」をどう考えるか 三石 初雄
●視点 危機にある玉田泰太郎蔵書アーカイブ 玉田泰太郎アーカイブ研究会
●いきわく!物理 飛び交う宇宙線・放射線があなたも見える 林 熙崇
●理科教師日記 国立天文台とその周辺の自然案内 菊地 みどり
ガザの実相から日本の将来をさぐる ~物理基礎の教科通信「りょうせん」より~ 石田 誠一 80
●実験・観察 すっ飛びロケット作り 玉井 裕和
●読者のひろば
●理科サークル東西南北
●科教協だより
・「ここがポイント理科の授業Web講座」を振り返って」 谷 哲弥
・「科教協HP担当者募集」宮崎 真一
●読書室
・『クマはなぜ人里に出てきたのか』
・「となりにすんでるクマのこと」
(たくさんのふしぎ2024年11月号)
●読書室『蜂の奇妙な生物学(生物ミステリー)』
●教育情報「天文教育の世界での発展と苦悩」 富田 晃彦
●次号予告・編集後記
●情報ボックス