ゲーテの言葉は、危険でカッコいい
ゲーテに学ぶ 賢者の知恵
定価1,733円(税込み)
幅広く、深いゲーテの思索をスタイリッシュでコンサイスにまとめた一冊
人生とは何か?仕事とは何か?自分とは何か?
恋愛とは何か?信仰とは何か?芸術とは何か?知性とは何か?
こういった本質的な問いに、明快に答えてくれるのがゲーテです。
本書では晩年のゲーテの言葉を中心に宝石のような言葉を選び出し、理解しやすいように簡単な解説をつけました。
今よみがえる、至高の賢者の処世訓。賢者の言葉の世界にご案内しましょう。
至高の名言、200余を厳選
「重要なことは、知らないもの、知らない人に対して、どこまでも心を開いて触れてみることだ」対人関係について [ p.018 ]
「無知な人間が何でも知っていると言う。多くを知れば知るほど疑問も多くなる」自分自身について[ p.126 ]
「人はいつも驚嘆する本だけを読むべきだ」読書について[ p.160 ]
ゲーテに学ぶ 賢者の知恵 目次
- 対人関係について
- 成功について
- 仕事について
- 趣味について
- 知性について
- 自分自身について
- 才能について
- 読書について
- 信仰について
- 愛について
- 老いについて
- 人生について
ゲーテの魅力にはまったニーチェ研究者 編著者 適菜 収からのメッセージ
編著者プロフィール
適菜 収(Osamu Tekina)
作家。哲学者。
1975年、山梨県生まれ。
早稲田大学で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。また、ゲーテなどにも造詣が深い。
著書に、ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』(講談社+α新書)、イタコに乗り移って現代日本に降臨したニーチェを描く新感覚哲学小説『いたこニーチェ』(飛鳥新社)などがある。
適菜 収 著作
-
いたこニーチェ
定価 1,365円 (税込み)
著者 適菜 収
-
キリスト教は邪教です!現代語訳『アンチクリスト』
定価 840円 (税込み)
著者 ニーチェ
翻訳 適菜 収
書評
- ジュンク堂書店岡山店 文芸担当 入江夢子さん
(岡山日日新聞 平成22年7月13日発行分より転載) - いつの時代も人は大いに悩んで生きてきました。自分とは、仕事とは、老いとは。沈んだ心に力を与えてくれるものの一つに「言葉」があります。
ゲーテは詩、哲学、政治など多分野で活躍し、世界で認められた賢者の中の賢者です。古く堅苦しいイメージがありますが、ゲーテが遺した言葉は現代においても新鮮で、かつユーモアや危うさも含んでいます。
読書については本の大切さを訴えつつ、近年の本離れや電子書籍ブームを予見したかのような言葉があり、ドキッとさせられます。
本書では、1ページごとに「仕事を楽しむ」「恋の魔力を忘れない」などのテーマを挙げ、解説とともに分かりやすく表現されています。心を軽くする言葉より、心を揺らす言葉に触れてみてはいかがでしょうか。
読者の声
- 会社員43歳男性
- ゲーテというと大豪という先入観があり、腰を据えて読まなくてはと思い込んでいたのですが、たいへん読みやすいつくりで思わず買ってしまいました。改めてゲーテの残した名言から、大豪もこんなことに悩んだことがあるのだなあ、ということが分かり、とても身近に感じます。また、ゲーテが悩むのなら凡人の僕が悩むのも当然で、もっと気楽に行ってもいいのかなあとも思いました。
- 沖縄18歳女性
- 質のよい読書は、人生をより豊かにするという事実を証明してくれる本だと思った。